ふあり と ゆめや が綴るデジタル物語

カテゴリー: こゆり

夕食がパスタだったので

「こゆり、お昼何が食べたい?」
「……」
「どうかした?」
「ううん。パスタ…食べたい」
「パスタかあ。良いよ、ソースは何にする?」
「ホワイトシチューの…あれかけたら美味しいと思う?」
「え?ホワイトシチュー?それは…ぼくもまだ試みたこと無いから…うん。次の休みに作るよ」
「……今日、じゃなくて?」
「う…固形のやつを切らしていてね。あ、ホワイトシチューの」
「…じゃあ、いい」
「どうしても食べたいなら、今からスーパーに行ってくるよ」
「ううん、もう、いいの。あおちゃんがお買い物に行ったら…淋しい。ひとりは嫌」
「じゃあ、おやつの手作りケーキ、奮発するよ!」
「ほんとう?…嬉しい…あおちゃん、大好き」
「ぼくもだよ」

お花、キレイに咲いているの

「あ…あのね…あのね、(あお) ちゃん。ベランダのお花、無事だったよ。真夜中の台風で、すごい雨風だったでしょう。碧ちゃんが奥に入れてくれたから、お花、キレイに咲いているの。嬉しい」
淡く微笑むこゆりに、碧は頷く。
「あのままベランダの先に置いていたら保たなかったかもね。こゆりが、教えてくれたお陰だよ」